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看護実践教育研究センターが「Yorisoi Project(寄り添いプロジェクト)」を開催


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世界女性デーの翌日である3月9日に看護実践教育研究センター主催の「Yorisoi Project~寄り添いプロジェクト『女性や家族に寄り添うドゥーラについて知ろう!語ろう!』」を開催しました。講師として筑波大学医学医療系保健医療学域 国際看護学の福澤利江子博士とトゴバタラ?ガンチメゲ博士をお迎えし、本学学生のほか県内の中学生、高校生や看護師、助産師、ドゥーラなどの参加者に対して講演とグループワークを行いました。

第一部では、福澤先生、トゴバタラ先生から日本の現状についての情報提供、ドゥーラにたどり着くまでの歴史的経緯、法学の事例、エビデンスをもとにした解析について説明があり、参加者はドゥーラとはどのような語源から始まり、どのような存在であるかについての認識を共有しました。
また、ドゥーラには様々なモデルがあることや、ドゥーラが必要となった背景、側面、構成要素についての説明、さらに海外でのドゥーラ養成プログラムのほか、モンゴルでの助産師課程における介入研究について、事例を踏まえた紹介がありました。その一方、日本におけるドゥーラ導入への壁について、日本の社会的背景に起因する問題を提起しました。
そして本日のテーマを
①ドゥーラは贅沢なものではなく、WHOの後押しにより途上国でも広がっているが、日本では導入が遅れている状況であること、
②ポストコロナ時代の出産ケアを再構築する必要があること、
③妊産婦ケアは皆のものであるという認識のもと、いろんな職種や分野からの応援を積極的に活用していく必要があること、
④ケアの提供者の価値も尊重され、女性の集団である助産師やドゥーラの人権も守られるべきことであること、として締めくくっていただきました。

第二部の講師お二人がファシリテータとなって行われたグループワークでは、提供された事例について、参加者同士でロールプレイを行い、ファシリテータの進行のもと各グループがそれぞれの成果をまとめました。
参加者たちはロールプレイを体験して、それぞれが感じたこと、思い出した過去の体験等を分かち合っていました。また、学生からも未来に向けての力強いメッセージが出てくるなど、充実した研修会となりました。

福澤利江子先生の講演

トゴバタラ?ガンチメゲ先生(左)の講演

講演全体の様子

福澤先生からのロールプレイの説明

グループに分かれて、役割を体験してみました

それぞれの役割や観察者の感想など意見交換をしました

最後にみなさんで今日の体験を共有しました

【ドゥーラとは】
出産前?出産中?出産後の女性に継続的に寄り添い、出産や育児等への不安を和らげるとともに身体的なサポートを行う人のことをいいます。国によってドゥーラの役割は異なり、その活躍は多岐にわたります。


(2024年3月13日)